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カタチについて考えてみた。

だいぶ古い本。

初版は昭和53年。

ってか、私が生まれた年。だいぶ古いって言ってもうた。。

私が買ったのは確か高校生の時?だった気がする。


『しぐさの日本文化』多田道太郎 さん著

そもそも題名が好き。久しぶりに読み返してみてます。


たくさんの日本の行動様式についてお話をされているのだけど

今回は『カタチ』の項を読んで考えたことの記事を。




こちらの本によると


『カタチ』というのは、カタとチに分かれる言葉。

日本の芸事・伝統は「カタ」を通じて伝達されるが、

その「カタ」は「チ」と結びついてはじめて「カタチ」となる。


「カタ」とは作法・技・形式といったもの。


では、「チ」とは何なのか。


問題なのは「カタ」より「チ」なんだそうだ。とっても気になる「チ」。





「チ」は日本の言葉の中でこのように表れる。

「オロチ(山霊)」「タチ(田霊)」「コチ(東風)」「チカラ(力)」「イノチ(生命)」そのほかいろいろ。


多田さんが引用している川添登氏の説によると

『「チ」は「神」「御霊」と並ぶ霊格の一つであり、それら以上により根源的な存在態であった』そうだ。


形式・器・鋳型である「カタ」

そこに盛るべき内容が「チ」なのか、はたまたそういう形式と格闘する「生命の根源的エネルギー」が「チ」なのか。。と意味深な形で多田さんは綴っています。





カタチを創りたいと熱望する私も考えてみました↓


「チ」とは「カタ」に収まることなどない大きなたゆまないエネルギーだとする。

その根源的なエネルギーは、人の内にもあり、確かに感じるものでもある。


その自らの生命へも繋がるエネルギーを「カタ」へ盛ろうとする試み、

その一片の欠片だけでものせてみようとする作業が「カタチ」を生むのではないかと思う。


どこかで感じている根源的なエネルギーを目に見える形で表したいという欲求。

盛りたいという熱望と格闘しているうちに欠片がひょっこり入り込み、

あるいはそのエネルギーと共振するような、

「チ」と結びついた「カタチ」となるのではないか。


ちょっと大げさになっちゃったかなー。


でもこのカタチについての考察はとても興味深く、ものを創り出すエネルギーは

確かに、この「チ」への熱望があるのではないかと思うのでした。




他にも面白い考察がいろいろあるので、気になる方はこの本読んでみてくださいね♪

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