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金属の特徴を生かすジュエリーの選び方
ジュエリーの金属ってパッと見は分かりづらいですが、きちんと自分の好みに合ったものを選んであげると、本当に自分の一部のようなジュエリーになっていきます。

7/26のブログで、ジュエリーで使われる金属の基礎的な情報とその特徴をお伝えしました。
今回は、その内容を踏まえつつ、実際のジュエリーに繋がる話をします。
ジュエリーに使われる純金属は金・銀・プラチナ。
それぞれの性質とジュエリーでの生かし方。
※金属の性質のより細かい情報は前回のブログの方が分かりやすいので、7/26のブログもご参考ください♪

〈金・プラチナ〉
①展延性があります。
うすーく延ばしても切れない。
金箔を思い出していただくと分かりやすいです。
ジュエリーにおいては、この展延性は、押される・引っ張られるなどの圧力がかかった時に発揮されます。
展延性がない金属だと、押されると割れる、引っ張られると切れます。
金やプラチナのジュエリーは、延びることで、壊れや切れが起こりづらくなります。
②化学的腐食が非常に少ない
一般的にも知られているように、金やプラチナは汗、湿気、熱などによる錆や変色がほとんど起こりません。
この性質により、日常いつも身に着けておきたいジュエリーも輝きを保っておくことが可能になります。

〈シルバー〉
①化学的腐食が起こりやすい。
シルバージュエリーは、コーティングなどがされていないと、黒くなったり、時には茶色になったりしますね。コーティングも必ず剥げてくるので、やはり変色します。
また、化学的腐食とは違いますが、割金を入れてもかなり柔らかいので、傷がつきやすい、変形しやすいという特質もあります。
一見、マイナスな要因として感じやすい性質ですが、傷がついたり、色が変化することで、使用につれ、その人独特の味のあるジュエリーとなります。
②比較的安価である。
金やプラチナと比較するとかなりお手頃です。
なので、厚みがあったり、大ぶりなジュエリーでも値段を抑えることが可能になります。

比較してみていくと
デザイン性として
金やプラチナでは、細いチェーン・線・細かい細工のなるものが可能になる。
逆にシルバーは、細いものは切れや変形が起こりやすいので、大ぶりなモノ、厚みのあるものに向いている。
経年の使用感として
金やプラチナは長く身に着けるジュエリーを、同じ輝きで保ちたい方向き。
シルバーは、変化を理解し、楽しみたい方向き。
※金やプラチナが変色・変形が出ないわけではなく、シルバーと比較するとかなり緩やかで、お直しや再度の磨きなども簡単にすることができます。
金属の持つ雰囲気として
金やプラチナは、品格があり洗練されたイメージを出しやすい。
シルバーは、カジュアルで強さがあるイメージを出しやすい。
お手入れ方法は、また改めて書きたいと思いますが、やはり金やプラチナの方が簡単にできます。
私個人は、基本は、金(K10,K18)ジュエリーが好みですが、大ぶりなものも大好きなので、価格と見た目のカジュアル感なども考慮してシルバージュエリーを混ぜて仕上げる金属ミックス派です。

どの金属が優れているというわけではなく、生き物のように性格があり、その性格をもった子たちとどう気持ちよく過ごしたいか、が選ぶポイントです♡